連席 二郎

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連席とは二郎で同ロットで隣同士で並んで座ること。基本は禁止されている。

家族・カップルで席を隣同士にしてもらうための連席は、ロットが崩れる原因になることが多いため、二郎では原則として禁止されています。

もちろん、ある程度、空いていて迷惑にならない範囲ならば、店長やアシスタントが相席を作って座らせてもらえるケースもあるのですが、基本的に客の方から連席を希望することはタブー視されています。また、連席が許されやすいのも、女性、子ども、ご老人の方が中心になります。

連席
出典:相席ダイニング

実際、二郎では、隣同士で座っても会話する余裕はないと思っていいでしょう。次のロットが待ち構えている中、膨大な量のラーメンと対戦するようにラーメンを食べるものなので、悠長に話している時間など取れないのです。

二郎が連席を嫌がる理由

とりわけ二郎が連席に厳しいのは、ロット(一度にラーメンを作る単位)の問題があります。例えば1ロット6人の場合、6人目がカップルだとバラバラに座ってもらわない限り、1ロットを5人に減らしてラーメンを提供することになってしまいます。これがランチタイムの書き入れ時だと、1人分が回転ロスとなってしまいます。ぶっちゃけ客側の都合によって店のランチタイムの売り上げが1人分、減ってしまうわけです。1人だけならまだしも、ランチタイムに10組の連席希望があった場合、最大10名分が売り上げロスになってしまうことになります。

そのため、6人目がカップルは自分達の2人分の席が空くまで、次ロットの人に席を譲って先に座っていただく等、自分で連席を調整するのが最良の選択肢になります。

もちろん、二郎の中でも、味も接客も最高峰とされる「ひばりヶ丘店」では店主やアシスタントが連席の調整してくれる場合がありますが、むしろ、ひばりヶ丘店が例外中の例外なんですね。ほとんどの二郎では自分で連席を調整するのがマナーというか、当然の自衛策になっています。

連席は造語?

ちなみに、連席というキーワードは、WindowsのIMEでもiPhoneでもデフォルトでは変換できないほど、マイナーな言葉で、本来はチケット販売の際に使われる用語のようです。特定用途の計算機や券売機などの分野において活用されているキーワードなんですね。まあ。マイナーな言葉ではありますが、並んで座るという意味の漢字であることが一目でわかる便利な用語なので、これからは二郎以外でも使われていく可能性大だと思います。

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