朝ラー(朝ラーメン)

朝ラーは朝ラーメンの略。一部の地域で朝からラーメンを食べる習慣のこと。

朝ラーは朝ラーメンの略語で、静岡県の志太地域(藤枝市、焼津市、島田市)、福島県の喜多方市など、全国でも一部の地域のみに存在する朝からラーメンを食べる習慣のことを言います。通常は朝ラーと略されて使われます。

f:id:heyheybombom:20150801040203j:plain出典:「朝ラー」って何だ!? 藤枝に根付く早朝ラーメン文化がアツい!

朝ラーの本場は藤岡市と喜多方市

朝ラーこと朝ラーメンが食べられる地域としては、静岡県の志田地域と福島県の喜多方市が有名です。
どちらも古くからラーメン文化が根付いているラーメン好きな方が多い地域です。

朝ラーの聖地と呼ばれる志太地域

朝ラーの中でも聖地と呼ばれているのが静岡県の志太地域。この地域のラーメンは志太系ラーメンとも呼ばれています。志太地域の中でも藤枝市が草分けとして有名です。当初は、元祖の藤枝市でも朝ラーをやる店は数店だけだったそうですが、2008年ごろから藤枝市と隣接する焼津市、島田市でも朝ラーをやる店が増えてきて、いつのまにか地域全体の食文化になっていったようですね。今では、志太系ラーメンを提供する店舗は、2018年時点で約20店舗ぐらいあるようです。志太の中でも元祖の藤枝市の場合、ラーメンが全国で大きく普及する以前から朝ラーがあったそうで、何と戦前からの食文化だそうです。

志太地域では、どの店でも早朝から多くの客が訪れていますが、元祖の藤枝市内のラーメン店は、おおよそ午前7~8時から営業を始める店が多いのですが、なんと午前6時から営業を行っている店もあるようです。さらに、ほとんどの店はお昼過ぎには閉店してしまうということです。朝から夜まで営業してるラーメン店なのではなく、文字どおり朝のみ食べられるラーメン店というわけ。朝ラーに徹してるのですね。

では、なぜ、朝ラー文化が志太地域に根付いたのか? その背景は、この地域がいわゆる茶どころだったことにあります。新茶シーズンの4月頃から茶農家・茶問屋は、夜明け前の午前3~4時頃から仕事を始めて朝仕事を終えた後、朝食としてラーメンを食べる習慣が始まったそうです。今ではお茶の関係者だけでなく、サラリーマンが夜勤帰りに食べたり、朝食として食べてから出勤するというスタイルも定着してきたそうです。

その志太地域の中でも朝ラーメンの元祖とされているのが藤枝市のマルナカ(1919年創業)。ここが朝ラー発祥店です。


出典:マルナカのホームページ

そのため、志太地域の朝ラーでは、このマルナカの味が朝ラーのベースになっています。醤油ラーメンが多いのも、この地域の特徴になっています。志太系ではノーマルの温かいラーメンだけではなく、茹でた麺を水で締めて甘味の加わった冷たいスープの冷やしラーメンも提供されています。元祖のマルナカでは、温かいラーメンと冷やしラーメンをセットで食べる人も多いですね。上の写真もセットのもので紹介しています。

喜多方市の朝ラー

福島県の喜多方市にも朝からラーメンを食べる朝ラー文化が根付いています。喜多方ラーメンはさっぱりとした醤油ラーメンが多いので、朝ラーでも胃にもたれず心地よく食べられると思います。
今では静岡県の志太地域の朝ラーも有名になりましたが、昔は喜多方の朝ラーが最も有名でした。この地域でも「ラーメンは朝7時から食べるもの」と言われていて、朝ラーが食生活の中で根付いています。

福島TRIP出典:福島TRIP

写真は坂内食堂の朝ラーです。醤油ラーメンというよりは塩ラーメンに近いあっさりした淡麗スープで、朝ラーにはぴったりだと思います。中でも、シンプルな支那そばが朝ラーには最適ですね。ここはチャーシューが美味しいのも嬉しいポイントですね。

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