全汁

全汁とはラーメン、つけ麺を一滴の汁も残さず食べきること。

ラーメンの麺だけではなく、スープまで飲み終えた時、従来は完食という表現が最も多く使われていましたが、最近は完食と同じ意味で、全汁という表現が使われるケースを見かけるようになりました。

基本、「ラーメンが美味しかったので全部残さず食べきった」というニュアンスで使う用語としては、ほとんど一緒の意味になります。

スープまで飲みきった全汁の状態全汁
出典:tweeter

なぜ、定番の完食ではない言葉が使われるようになったのか?

ラーメンを一滴の汁も残さずに全部食べきった時に使われるキーワードとしては、定番が完食なのですが、今回、紹介している全汁(完汁、汁完、完飲、全つゆという類語もあります)が使われるようになった理由は何なのでしょうか?
なぜ、最初に普及した完食以外に、全汁という新語が使われるようになってきたのでしょうか?

あくまでも推測ではありますが、完食はあまりに有名になってしまい、今ではラーメン以外でも使われる一般用語になってきたことがあげられると思っています。

最近のTVのグルメ番組では「このカレーはスパイスの組み合わせが最高ですね!イッキに完食しました」「奇跡の海鮮丼と言っていいかもしれませんね。思わず完食してしまいました!」といった使われ方が当たり前のようになってきました。
完食というキーワードにはジャンルを問わない万能性がありますから、ラーメン以外の食べ物に使われていても、ほとんど違和感がありません。

そこで、ラーメンならではの完食をあらわす言葉として、全汁、完汁、汁完、完飲、全つゆといったスープまで飲み干すという意味がしっかり含まれたキーワードが使われるようになってきたのだと考えています。

えっ、でも、蕎麦でも、うどんでも、スープパスタでも全汁、完汁、汁完、完飲、全つゆは使えるんじゃないかな・・・と思われるかもしれませんね。それは確かにそうなのですが、少なくとも料理全般で使われるようになった完食とは区別が付くので、従来の完食よりはラーメンを食べきったというイメージが伝わりやすくなっていると思います。

全汁は知名度が低いのが課題

ただし、全汁というキーワードはまだまだ知名度が低いのも事実です。2016/02の一般の方へのラーメン用語調査で「家系」「デッド飲み」「全汁」「着丼」「あつもり」「ダブルスープ」「粉落とし」「ハリガネ」という8つの言葉について調べた結果、全汁の認知度はわずか3.0%という低い知名度で、下から3番目の数字でした。

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