スープ割り

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スープ割りとはつけ麺の食後に、つけ汁を飲むために出汁のスープで割ってもらうこと。

温かい濃厚つけダレに、冷やした太麺をつけて食べるスタイルのつけ麺。最近ではラーメン店で提供されるだけではなく、つけ麺の専門店も増えてきましたね。ただし、つけ麺の場合、普通のラーメンとは異なっている食べ方があります。その代表例がスープ割りです。

スープ割り
出典:ホットペッパーグルメ

スープ割りとは、つけ麺の麺を食べ終わったタイミングで残っているつけ汁に、塩分濃度が薄い出汁スープを店員に注いでもらって、つけ汁を飲み干せるようにする仕組みのことを言います。

基本的には、どの店でもつけ汁を割る(薄める)スープは無料サービスとして提供されるものです。ですから、つけ麺のつけ汁は、最初は麺をつけて食べて味わう。次にスープを割って飲んで味わう。この2段階とも味わった方が明らかに味わい深く、しかもお得というわけです。
どうしても時間に余裕がない等の特別な事情がない限り、基本的にはスープ割りまでオーダーするのが、つけ麺の食べ方の基本中の基本と言えます。

スープ割りをリクエストするタイミング

つけ麺の麺を食べ終わった直後がスープ割りをお願いする最適なタイミングです。もしも、麺が残っている段階でスープ割りをしてしまうと薄まったスープにつけて麺を食べることになるので、麺が美味しく食べられません。あくまでも麺を食べきった後にスープ割りを注文するのが正しいタイミングになります。

割りスープとはどんなスープなのか?

割りスープは基本は上品な出汁で取った塩分濃度が薄いスープになります。出汁として使う素材は、昆布、煮干、鰹節などですね。これらの素材で取ったスープは塩分濃度が高くなりがちなので、水の量を多めにして、塩分濃度を下げたスープに仕上げてあります。

もともと、つけ麺のつけ汁は、麺をつけて食べる性質上、塩分濃度が高めのタイプになりがちです。つまり、塩辛いつけ汁を割ってスープとして飲み干せるようにするため、あえて塩分が少ないスープで割るようにしているわけですね。

ポットでできるスープ割りの場合

割りスープは、自分のテーブル上にある付け汁の容器を店員に渡して注いでもらう方法が主流ですが、カウンター上のポット、または、店から渡してもらうポットで、割りスープを提供してもらえる場合があります。この場合、つけ汁の割り方が自分次第で自由に変えられるのが魅力です。

最初は、つけ汁9:割りスープ1で、濃厚なままのつけ汁のスープをレンゲ半分程度で味わう。
つぎに、つけ汁7:割りスープ3ぐらいまで薄めたスタンダード状態にして、飲んでみる。
最後に、つけ汁3:割りスープ7ぐらい薄めて出汁の旨みを味わってみる。

こんな味変が可能になります。スタンダード状態だと、口中でつけ麺スープの濃厚な香りと出汁がミックスされた味わいが広がります。

つけ汁を割る濃さがわからないという人も多いのですが、このように段階式にすれば外す可能性が低くなるので、ぜひ、お試しください。

なお、スープ割りを美味しく飲むためには、つけ汁は多めに残すのが理想です。つけ汁が少なければ少ないほど、単なる出汁を飲む感じに近くなりますので、できるだけつけ汁は多めに残しておきましょう。

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