インスパイア ラーメン

インスパイアラーメンとは有名店に触発されて作られたラーメンのこと

ラーメンでインスパイアという場合、もともとはハイレベルな店の味に刺激を受けて、自分でも同様のラーメンのレシピを作って提供する店のことを言っていました。実際、英語のinspireには「~を動機付ける、~に刺激を与える」という意味があります。
ただし、今では単純に有名店を真似したラーメンを出す店や、本家のラーメンを真似しただけのラーメン店も含めてインパイア店と呼ばれるようになってきています。さらに、ここ最近は、ラーメン二郎に限定してインスパイア ラーメンというキーワードが使われるケースも増えてきていますね。

二郎インスパイアとは?

ラーメン二郎に影響を受けたラーメン店は、本来は二郎インスパイア系・二郎インスパイア店と呼ぶのが正しいわけですが、今では二郎を省略して、単純にインスパイア系とかインスパイア店というだけで二郎のインスパイアラーメンを表すケースも目立ってきていますね。

二郎インスパイアの中でも評価の高い英二のラーメンラーメン英二
出典:timeoutラーメン英二

ラーメン二郎はボリュームもカロリーも激しく多く、ジロリアンと呼ばれるコアなマニアがたくさんいます。このような熱狂的マニアにとっては、ラーメンと言えば二郎なので、わざわざインスパイアという言葉に二郎を付けない表現が一般化してきたということなんでしょうね。

二郎インスパイアで高評価の店

ラーメン英二

二郎インスパイア系の中でもハイレベルな行列店。モチモチ極太麺と背脂多めの乳化スープを合わせたラーメンはありきたりの二郎インスパイアとは違うレベルで美味しい。

f:id:tsukemen0:20161012034042j:plain出典:ただ麺が食べたいだけなんだ

特に美味しいのは乳化するまで煮込まれた豚骨スープ。これに歯ごたえがある自家製太麺を合わせています。特筆すべきは豚(チャーシュー)。ジューシーで柔らかくて旨いもの。トッピングのアブラまで甘みがあって美味しいものです。厳選素材を丁寧に調理している高品質なラーメンで、二郎の中では1、2位を争う名店と言われるひばりが丘店と比べても遜色ないと思います。その上で、まぜそば等、二郎とは違ったメニューがあるのも嬉しいポイントです。メニューのバリーションがあるので通っても飽きにくいんですね。二郎インスパイアの名店だと思います。

千里眼

しっかりとニンニクを効かせながら二郎ならではのボリュームたっぷりのラーメンを出す名店。東大の駒場キャンパスの近くにあるため東大生がよく利用しています。


出典:食べログ

千里眼では、スープは豚骨を1週間も炊き続けたものに野菜をブレンドして仕上げたタイプ。麺は極太縮れ麺の自家製麺を使用。トッピングはモヤシ中心のヤサイ、豚(チャーシュー)、アブラ(背脂)は二郎に共通するものですが、千里眼オリジナルのトッピングが辛揚げ。読んで字のごとく唐辛子で味付けした揚げ玉です。辛く香ばしいのでラーメンの味変に効果的なトッピングです。
また、夏期限定メニューのボリュームたっぷり冷やし中華も大人気。この時期は冷やし中華めあての客で行列が長くなる傾向があると思います。

ラーメン燈郎

二郎インスパイアの中でも他を圧倒する美味しさ。食べログのラーメンで、長年全国1位だった麺屋一燈がプロデュースしているので「美味しい」としか言いようがないぐらいの高レベルです。


出典:カブラボ

もともと燈郎のラーメンは一燈の限定メニューが起源。豚骨をベースとした濃厚乳化スープに心の味食品の極太麺を合わせています。トッピングはヤサイ等で二郎の仕上がりになっています。
ここでは、二郎インスパイアの中でも珍しいカレー味のラーメンも選べますが、これがまた激旨。カレーラーメンの専門店ではありませんが、自分が今まで食べたカレーラーメンの中では間違いなく日本一だと思います。

ラーメン陸

丁寧に作られた料理としての完成度が高い二郎インスパイア。麺は270gで大盛の場合は360gで二郎らしいボリューム。ココはつけ麺があるのが嬉しいポイントです。二郎インスパイアのラーメンはどちらかと言えば麺と具を食べるラーメンなので、つけ麺は二郎インスパイアとしては無理がないと思います。


出典:とんちゃん日記

陸はとにかく豚(チャーシュー)が美味しい。丁寧に調理されています。厚みがありますが、丁寧に煮込まれているので柔らかく食べやすいのが嬉しい。スープも二郎系にありがちなカネシ醤油だけに頼ったタイプではなく、豚骨の旨みが上手に引き出されたタイプ。豚骨のコラーゲンが完全に乳化しているのでまろやかで濃厚で、でも、くどい感じが一切しない。恐らく化学調味料も使っていないんじゃないかと思われます。ちなみに、店名の陸という名前の由来は店長の子どものお名前だそうです。

蓮爾 登戸店

二郎インスパイアの草分け的な存在なのが蓮爾です。豚骨醤油スープに極太麺、ヤサイが十分に盛られた二郎テイストのラーメンが食べられます。

出典:食べログ

蓮爾は量は多めで食べごたえがあるインスパイアです。
とにかく麺がスゴイのです。厚みがある極太麺で、二郎より太い強力な麺です。極太で厚いので、一回に食べるのは数本で大丈夫ですね。歯ごたえが相当に強く、他のラーメンではなかなか味わえない麺の食感が特徴です。
豚(チャーシュー)は二郎系としては普通。小ぶりタイプが2個ぐらい入っています。柔らかくて二郎スタンダードな豚ですね。スープは、豚骨を煮込んだもので軽く乳化した醤油味です。タレは甘めでややジャンキー。
特筆すべき(?)は二郎より客に命令口調な接客。大行列店なので仕方ない部分がありますが、、。

二郎インスパイアはマニア客が始めたケースも

特に、面白いのは二郎インスパイアには個人店も多いということです。ラーメン二郎の本店や暖簾分けの店で修行した人が始めるケースもありますが、二郎で修行したことがない客だった人が始めるケースもあるようですね。二郎マニアが高じて、自分で二郎のようなラーメンを出す店を出したということですね。
このような店は、まさにラーメン二郎の精神に鼓舞されて誕生した店ですから、本来の意味でのインスパイア店ということになります。

いずれにしても、二郎インスパイヤ系と言われるお店が提供しているラーメンは、濃い醤油を使ったタレ、豚を煮込んだスープ、モヤシとキャベツ中心のヤサイ、巨大チャーシュー等が本家の二郎と共通している要素です。
本家を意識して改善するケースもありますが、「病みつきになる二郎のようなラーメンを出してやろう」という意識が高い店が多いと思います。

単なるパクリはジロリアンの敵

二郎インスパイア店の中には、とりあえずカネシ醤油が強い塩分濃度が高いスープ、極太の大量麺、山盛りのヤサイ、巨大な豚(チャーシュー)、大量のギトギト背脂さえあれば、バランスが悪くてもOKといった商売優先店もあるかもしれません。こういった商売優先のインスパイア店には文句を言うジロリアンも多いようです。インスパイアとか言いながら実態はただのパクリとして、インスパイアを認めたくないマニアは、結構、多いのです。

まあ、ハッキリ言えば、二郎のレシピには特許はないので、コアなマニアが文句を言っているだけなのですが、ジロリアンとしては、マネされた上に美味しくないインスパイアが増えてしまうと、二郎ブランドに傷がつくと思っているのだと思います。実際、チェーン化されて大増殖している家系ラーメンなどは、そういう側面があると思いますので、そういう意味ではジロリアンの言い分も理解できますね。

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